小犬の自然飼育-生物学的に適切な犬の食事

※新規ウインドウで開きます PDF印刷Eメール

小犬の飼育は食餌だけではありません。日光、新鮮な空気、運動、刺激、しつけ、また人間や他の犬たちとの接触も必要とします。食事同様にこれらの点にも注意すれば、健康状態や発育にも良い影響が出てくるでしょう。

最近の多くのブリーダーは、小犬に早いうちから普通の食事に慣れさせるようにしています。これは母犬の負担を軽減することと、小犬を早く販売するという目的が隠れています。でも私はこ大きな間違いだと考えています。健康的で自然の食餌を与えられてきたメス犬ならば授乳に問題があるはずがなく、小犬に与えたいだけ授乳してよいのです。哺乳類は妊娠期間を過ごした場所と同じ場所で授乳したほうがよいのです。また、母乳は小犬にとって最良の食事であり、その後の健康的な免疫システムや腸内フローラの発育にも重要なのです。

小犬は最低でも生後3週目が終わるまで母犬から母乳を得たほうがよいでしょう。最も早くて4週目から食事を開始できます。実際には前後するかもしれませんので、小犬が母犬が食べている食事に興味を示し始めたときを目安にします。また、食事の終わった母犬の口を夢中で舐めたりし始める時期もよく観察しましょう。最初はお粥のような液状のものから与え、吸うことから、舐めたり、噛んだりする切替が楽な食事にします。

新鮮なヤギミルクにはちみつ、スリッペリーエルム、亜麻仁油やボリジオイルを数的混ぜて与えたり出来ます。うまく舐めれるようになったら、燕麦やブランなどの粉で徐々に固くしていきます。新鮮なヤギミルクが手に入らない場合、ナチュラルヨーグルトを水や牛乳で薄めて与えます。もちろん与えるのは自然食品です。高温殺菌牛乳は新鮮な生の牛乳の良い成分を含んでいないので、良い健康状態を作り上げるのには役立ちません。与える穀物はなるべくオーガニックのものを選びましょう。胃腸に負担をかけないためにも安い市販のドッグフードは与えないほうが良いでしょう。

生後4-5週間で肉を少し与えはじめます。朝は鶏、うさぎ、羊、ヤギや七面鳥などの肉をミンチにして与えると良いでしょう。牛肉も与えることはできますが、最初のうちは内臓、胃や多脂肪は避けます。

肉の食事と乳・穀類の食事は分けて与えます。つまり、生後4-5週から朝と昼はお粥、夜は肉などが良いでしょう。

この時期に入れば、小犬にも噛むことを教えるために骨も与えます。呑み込めないような大きな骨を与えます。骨をかじることで、食事の食べ方、歯肉のケアを覚えていきます。

ピューレ状にした野菜や果物を肉に混ぜて与え始めます。肉の量の10-20%は野菜・果物にします。肉量はその後増やしていき、生後6-7週から1日の食事を2回に分けて与えます。

食事量ですが、食後にお腹が丸くならない程度にします。少々お腹がすいた状態にしておきます。これで母犬の乳を飲み、ゆっくりと成長し、肥満になることを防げます。食後に眠くなってもいけません。正しく食事をした小犬は食後に遊んだり、元気になるものです。小犬が食後にすぐに眠るのであれば、食事を与えすぎたということです。丸々と太った小犬というのは健康な犬ではないですよ!

小犬の歯が完全に生え揃ったら、生肉や生の骨を与えることができます。骨は生のまま与えます。また、一口で呑み込めないサイズを与えます。あるいは、骨を砕粉にします。

鶏肉は生のまま与えますが、茹でた骨は危険ですので与えてはいけません!!

生後8週間から、原則に成犬の食事を与えることができますが、以下の点に注意してください。

・       粥状の食事は生後16週まで与え続けること

・       骨の量を少し増やすこと

・       主に鶏の手羽や首を使う

・       乳・穀物の食事を毎日与える

・       生後6ヶ月から7日目は半日の絶食

・       生後10ヶ月から1日の絶食

最後に、小犬にワクチン接種をする前にワクチンと取り組んでください。小犬にワクチン接種を頻繁に行うこと自体が健康を損なう可能性があり、必要でないものもあります。健康で機能する免疫システムを構築するにはまずは生物学的に適した飼育と食事が重要です。ワクチン接種が小犬の免疫システムを改造し、慢性疾患の原因になることがあります。ワクチンではなく他の代替の可能性を獣医と相談してください。

獣医での健康診断もお忘れなく!